Pearbulbのレシピです。
Pearbulbでは企画・構成・脚本をフルオーダオーメイドで手がけます。ストーリーを生み出す際に
Pearbulbではの4つのクリエイティブフィロソフィを活用します。
Pearbulbでは、4つのステップを通して真実を描き出す。
Mirror Reflection
Distillation
Enlargement
Bird's Eye
1. Mirror Reflection(投影)
私には、物語を作ることはできません。自分の中にある物語をあらゆる技術を使って掘り起こしそれを磨き上げ
ることしかできません。インタビューや取材などを通じて、伝えたい人の感情や考えを体の中に取り入れ、その姿を投影し、客観視します。どんな物語も、必ず自分の中から発出します。自分の肉体から投影されたReflectionではなければ、私は信用しません。
そこに、はじめて人の心をうつ強度が生れるのです。
2. Distillation(蒸留)
世の中には、別段意味のないこと、言い換えれば、雑音が散乱しています。どんなに深い失恋を経験した人間だって、トイレットペーパーは交換するし、風邪をひいてもいないのにくしゃみをします。このようなディテールは不要です。雑音です。Distillationでは、心模様の真実を最優先に物語に本当に必要な、純真なものだけを抽出する作業です。
3. Enlargement(拡大)
EnlargementはDistillationを通じて抽出された純真な世界の真実を拡大し、強度を高めていく作業です。Enlargementは、主にふたつ方向からおこないます。
まず、Semantic(意味的)アプローチでは、物語の内果皮(endocarp)となる問題をおき、それを軸に、細分化された問を設定します。語り手の、世界における立ち位置を理解し、それによって見えてくる真実を追求します。
次のMétier(技術的)アプローチでは、幅広いオーディエンスに届くためのレイヤー構造印象付ける象徴的比喩物語を前に進めるパワーフレーズそして技術の中核を担う文体を通じて追求されている真実を、より深く、より濃厚にしていきます。
4. Bird's Eye(鳥瞰)
最後のBird's Eyeは音楽制作におけるマスタリングを比較されます。一文一文、一カット一カットだけを見ていると決して見えてこない、全体的視点から生じる必然性をこのステップにおいて調整します。作品全体のリズムや構成を磨き上げることによって、オーディエンスに新鮮で力強いメッセージを与えることができます。